2月某日、雪は徐々に強くなりやがて吹雪いてきた、スキー客も早々に撤収し始めたようだ。
車の窓もあっという間に白く埋まってしまうほどの降りになり撮影が出来る様な状態ではない。
中途半端な時間ではあるが不安になり戻ることにした。視界も悪く繋がる車列、トンネルを
通過し会津側を抜けるとそこは・・・・・長閑な青空が広がっていた。この時のシラケた気分を
どう表せばいいのだろう。雪と太陽の境界線はきっぱりと線引きされているようで三分割する
福島に対する認識を改めて上書きした。こんな事なら車の中で飛び交う雪を見ていれば良か
った。頭の中には「ダチョウ倶楽部」の帽子を投げ捨てるあのギャグが繰り返し浮かんでいた。 |
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